先日訪れた千駄木の帽子屋さん「C.A.G」(セー・アー・ジー)の窓辺を美しく彩っていたお花。よく見るとボールペンだとわかり、あまりの可愛さに久しぶりに心が震えた。
どこからどう見ても造花のようだけど、立派な黒いインクのボールペンだ。SALCO(デザイナー/吉井智子)が提案するオリジナル雑貨ブランド『bonboog(ボンブーグ)』製のもので「ボタニカルペン」と名づけられている。オフィシャルサイトで初めて知ったけれど、このペンは2007年、雑誌「雑貨カタログ」の “ 雑貨オブザイヤー2007 ” グランプリに輝いたそうで、いまではMoMaなどのミュージアムショップでも販売されているのだとか。迷わず3本購入、税抜きで一本1000円なり。
C.A.Gのブログによると、去年のデザインタイドではこんなふうにダイナミックにディスプレイされていたみたい。美しいー。
一文字書くたびにお花や葉っぱがふわふわとやさしくゆれるなんて、なんてガーリーで夢いっぱいの文房具! ペン部分は紙製だから、大きな葉っぱやお花が付いていても、まるで羽根ペンのように軽い。紙製だから握りごこちもとてもやさしい。インクがなくなったら普通に造花としていつまでも楽しめる。もちろん、一本ずつハンドメイドだ。
C.A.Gの窓辺にディスプレイされていたボタニカルペン。真似したいです、このディスプレイ。
ホテルのフロントあたりに飾って、「ご宿泊ですか? ではこちらにクレジットカードのサインを……」とかいいながらこのペンを差し出し、一瞬驚いたあと感激してくれるお客様の顔を楽しむ、なんていうほのぼのストーリーを空想してしまうボタニカルペン。なんだかいろんな物語やエピソードが生まれそうな文房具。
玄関に飾って、まずは宅急便やさんあたりに楽しいびっくりを与えたいものです。
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