ドイツ雑貨のマルクト、チェコ雑貨のチェドックが入っていることから、雑貨ファンに有名な馬喰町駅近くのアガタ竹澤ビル。そんな雑貨女子が集まるリノベーションビルの3階に、去年9月にオープンしたのがアクセサリーブランドの「MAISON S’ADOUCIR(メゾンサドゥスィール)」だ。
独学でアクセサリー製作を始めた和氣生枝さんが立ち上げたこのブランドは、パリの蚤の市などで手に入れたアンティークやヴィンテージのパーツと現代の素材をミックスさせた、大ぶりで存在感のあるデザインが特徴。約7年前からコスチュームジュエリーの「S’adoucir(サドゥスィール)」を立ち上げ、都内の百貨店やセレクトショップに商品を置いてもらっていたが、2008年に10金のジュエリーブランド「Doucment bijou(ドゥスモン ビジュー)」を始めたことから、2ブランド全てのコレクションが見せることができる直営ショップ兼アトリエが欲しくなり、去年念願の「MAISON S’ADOUCIR」をオープンさせた。
こちらはこの春の新商品、ミントグリーンのアンティークガラスにヴィンテージのクリスタルガラスのトップを組み合わせたネックレス。古い素材ならではのピカピカしすぎない優しい輝きは、大ぶりなのに派手すぎず、華やかでありながらも落ち着いている。
こちらも春の新商品のコーラルピンクのアクセサリー。ボリュームいっぱいで色鮮やかで、まるでヨーロッパのマダムが着けていそう!
「日本の女性にもヨーロッパの女性みたいにいつまでも美しい色のアクセサリーを使ってほしいな、と思いますね。個人的にも色が派手で大ぶりなデザインが昔から大好きなんです」と和氣さん。「日本だとある程度の年齢になると色鮮やかなものをなかなか身につけなくなってしまうのがもったいなくて。だから、ガーリーだけどかわいくなりすぎない微妙な甘さを心がけて、おばあさんになってもずっと身に着けていただけるようにデザインしています」。
とはいえ、メゾンサドゥスィールの人気商品は長年ずっと白なんだとか。顔うつりがよく、清潔感いっぱいの白って、やっぱりみんな大好きですよね。
白とはいえど、このボリューム感! 眺めているだけでときめく華やかさ。そもそもアクセサリーって身につけると気分が上がってわくわくする気持ちになれるものだったんだよなぁ、と今さらながらその存在理由を思い起こしてしまう。でも、さすがにふだん使いにはちょっと派手かも?
「ボリュームがあるので、パーティや結婚式などのフォーマルな場にだけ、と思われるかもしれませんが、マニッシュなファッションにさらっと着けていただいても合うんです。シンプルなシャツの中からちょっとのぞかせたりしてもおしゃれですよね」と和氣さん。
メゾンサドゥスィールのアクセサリーは、長さを調節できたり、2Way、3Wayでデザインを変えられるタイプが多いのも個人的な感動ポイント。あくまでも優美なデザインの陰に、はっとするアイデア、大変身のマジックが隠されていたりするので、ぜひお店でいろいろ尋ねてみよう。旅行先で、長くしたり短くしたり、チェーンを変えたりしながらいろんなファッションに合わせられる重宝アクセサリーに出会えるはず。
和氣さんがいつも心がけているのは、ファッションを楽しんでもらいたい、という思い。この大ぶりなアクセサリーを、自分の服にどう合わせようか、確かに、考えだすと楽しい。この喜びを忘れないようにしなくては。
築50年とも言われるリノベーションビルならではのレトロな味わいの廊下の奥にたたずむ、ロマンティックなアクセサリーショップ。雑貨ハンティングだけじゃない、アガタ竹澤ビルの新たなお楽しみです。
<関連リンク>
・MAISON S’ADOUCIR(メゾンサドゥスィール)
※2010年12月追記
メゾンサドゥスィールは代官山に移転しました。新しいサイトはこちら。
<関連リンク>
・セミオーダーできる帽子屋さんC.A.G.
近いうちに絶対行きたい♥アンティークなアクセサリー大好き。【メゾンサドゥスィール】http://otome.chips.jp/?p=1249
ひー すてき。久しぶりに物欲が沸騰してドギマギ。懐はしょんぼりなのに…がんばろう(っていうかやっぱ頑張ればどうにかなる場所へ行かないとだ) http://otome.chips.jp/?p=1249
このメゾンサドゥスイールは好かった!RT @silentmiaow 昨日のハイライト 馬喰町ART+EAT レバノンプレート、MAISON S’ADOUCIR(メゾンサドゥスィール)http://otome.chips.jp/?p=1249
めためた気になる!RT@zipcoderapists@silentmiaow MAISON S’ADOUCIR(メゾンサドゥスィール)http://otome.chips.jp/?p=1249