乙女チップス
カワイイもの、古いものを集めた乙女派ウェブマガジン
お店も商品もアンティークな手芸店、ウルトラモッド

今回巡ったパリの手芸店の中でも、おそらくもっとも店舗そのものがフォトジェニックなのが、このウルトラモッド。
和食店やブックオフなど、日本人にとって馴染み深いお店が並ぶオペラ地区に100年以上昔からある老舗メルスリーだ。

高い天井から吊られたやさしい光のライトが照らしだすのは、まるでずっと昔からそこにあったような、風合いのあるリボンや、ボタン、糸……。それもそのはず、実はこのお店に並ぶ商品の約半分がヴィンテージや、デッドストックのものなのだ。他手芸店ではなかなか見つからない、グログランやベロアのリボン、デッドストックのボタン(ガラス製など)、シルクの手縫い糸などを求めて来るお客様も多い。

日本の雑誌や書籍に紹介されることも多く、パリの有名手芸店ゆえ観光客も多いが、昔から通い続ける地元のおばあちゃんなどローカル人気も根強いのだとか。

その商品、店舗、ディスプレイ、何をとっても隙のない美しさを湛えるウルトラモッド。なんだかまるごと持って帰りたくなります。

いつから飾られているのか……猫がかわいいポスター。

これは真似したくなった、ライトを飾る刺繍糸!

ショーウィンドウに飾られるアンティークの手芸グッズもすてき。

ユニークなのは、向かい側に帽子パーツの専門店を備えていること。ウルトラモッドの通常店舗でスタッフに声をかけると案内してくれるので、本店以上にフォトジェニックな店内を鑑賞しに行くだけでもおすすめ。

なんだか19世紀のパリに迷い込んだようなクラシックな店内。そこに佇むだけで恍惚とした気分になってくる。ロマンティックというのはこういう空間のためにある言葉なのだな、とため息。

お店まるごとアンティークのような美しい手芸店、日本人スタッフの本田ももこさんもいるので、パリを訪れた際に訪問しても言葉の心配がいらないのも安心だ。

<店舗情報>

Ultramod

月〜金 10〜18時(要事前確認)

Ultramodスタッフ、本田もも子さんのブログ ←オススメ!

<関連記事>

乙女チップスパリ特集

Comments are closed.