洋菓子舗ウエストは昭和22年創業、都内の主要な百貨店に店舗を構え、さくさくの焼き菓子を販売しているので、ご存知の方も多いと思う。
目黒には、都内でも数店舗しかない貴重なウエストの喫茶室がある。かつては文化人が集まる場所だったという老舗喫茶の雰囲気というか、昭和のカフェというか、古いもの好きな女子にはたまらない雰囲気があっておすすめの場所だ。
左の写真は、そんな喫茶室で出されたコップ。
写真だとわかりにくいが、このグラスが実はすごくかわいい。ウエイトレスが運んできた瞬間に、「わぁかわいい!」と声を出してしまったほど。
どうしてそんなにかわいいかというと、このコップ、「かわいい」を成り立たせる最大要素と言ってもいい、「小さい」と「丸い」が共存しているから。
どれくらいの絶妙な小ささかをお伝えするため、一般的な大きさといえるiittalaのグラスと並べてみよう。
乙女の手にもってもちょうどよさそうな大きさ。これ以上小さくなっちゃうと喉が渇いてしまいそう。
手に持ってみるとこんな感じ。
この可憐なたたずまいのコップが、昭和22年創業の老舗洋菓子店のクラシカルな喫茶室に置かれると、もう、ものすごくハマるのである。
ウエストの喫茶室みたいな雰囲気のあるサンルームのあるおうちに住みたいなぁ、などと妄想しながら名残惜しく店を後にしようとしたところ、なんと、このコップが買えることを発見!
正確に言うと、コップではなく、このコップに入ったプリンが買えるのである。
卵のおいしさたっぷりの、昔ながらのカスタードプリンがついて(逆か?)420円。夏にはコーヒーゼリーもこの容器に入って販売されるようだ(詳細はウエストのホームページ、生ケーキのご案内参照)。
というわけでほくほくグラスごとプリンをお持ち帰り。
ちなみにウエストの生ケーキ類は日本橋三越をのぞき百貨店には置いていないのでご注意。
このかわいいコップが欲しいかたは、銀座、青山、目黒他(詳細はこちら)の店舗へ足を運んでみよう。
個人的にこのサイトに掲載されている「風の詩」(昭和22年ウエスト創業時より続いている(!)お客様の投稿コーナー)もおススメ。実はこれはプリントされて、ケーキなんか買うと一緒に入れてくれる。なんだか温かい冊子なのである。これがウェブで読めるなんて。
リンクわすれた http://otome.chips.jp/?p=229