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クラウス・ハーパニエミのクリスマス

伊勢丹新宿店の今年のクリスマスのテーマは、”How to Make Wonder Chistmas”。フィンランド出身で現在はロンドンで活躍中のイラストレーター・アーティストであるクラウス・ハーパニエミが、このテーマに沿って、ウィンドウディスプレイ、印刷物、ウェブなどのイラストレーションを担当している。

写真は、入り口近くのインフォメーションデスクで無料で配られているクラウス・ハーパニエミによる”How to Make Wonder Chistmas”のガイドブック。とはいえ、実用的な情報はほとんどなく、昆虫、動物、恐竜などが暮らす楽園ワンダーエデンのクリスマスパーティのようすを幻想的なタッチで描いている、ほとんど絵本。

クラウス・ハーパニエミは1970年フィンランド生まれ。イッタラのTaika(タイカ)シリーズや、marimekko(マリメッコ)のテキスタイルデザインを手がけ、現在拠点にしているロンドンでは、高級デパートのセルフリッジズのクリスマスウィンドウのディスプレイも担当した。

クラウス・ハーパニエミの描くイラストは、宝石箱をひっくり返したような色鮮やかな美しさ・かわいさに、感じるか感じないか微妙な程度のちょっとした不気味さがスパイスとして加えられていて、甘いんだけど甘すぎない。動物たちも、フォルムは実在に近いけど、色やガラが実在しないから、きっと何かの物語のキャラクターなんだと思わせてくれる不思議ちゃん。何にせよ、現実からちょっとずれたものって魅力的ですよね。

“How to Make Wonder Chistmas”期間中の11月11日から12月25日までは、伊勢丹新宿店本館のウィンドウディスプレイもクラウス・ハーパニエミが担当。表通り沿いのウィンドウはどれもため息が出るほど美しいから必見だし、店内で彼のイラストを宝探し気分で探しまわるのも、まるで絵本の中に迷い込んだみたいで楽しい。

地下一階のお菓子の売り場近くで見つけた冊子の中に登場する「パティシエの木」。スイーツにちなんだハカライで楽しい。

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こちらは”How to Make Wonder Chistmas”のウェブサイト。冊子でもらった物語がウェブでも楽しめるほか、クラウス・ハーパニエミのスクリーンセーバーや携帯待ち受け、ブログパーツなどもダウンロードできる。ちょっとずつコンテンツが追加されていくようなので今後が楽しみ!

<関連サイト>

How to Make Wonder Chistmas

伊勢丹

※本記事は2009年に執筆しました。

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3 Comments to “クラウス・ハーパニエミのクリスマス”

  1. 伊勢丹クリスマス:クラウス・ハーパニエミが手がけてるんだね。http://otome.chips.jp/?p=915

  2. [neta]Klaus Haapaniemi (クラウス・ハーパニエミ)といえば、2009 伊勢丹 Christmasでした。
    http://otome.chips.jp/?p=915

  3. @eyesneverlie サツメッサとタイカの両方欲しい>< どうしたらいいの このイラストレーターさんの記事発見。ああああ、もう壁紙配布とか終わってるのね…涙 http://otome.chips.jp/?p=915