クラシックなホテルで出されるアイスクリームを入れるお皿みたいな、どこか懐かしい柄のガラスが、涙の形に切り取られてペンダントになっている。
そんな第一印象にぐっと来て、立ち寄った神保町の「AMULET」(アミュレット)で即買いしてしまった、ガラス作家のcacoさんの作品(3400円、税込3570円)。
AMULETは、アンティークや手作り雑貨など、いわゆる一点ものばかりを集めた愛らしいお店。小鳥の形のブローチだとか、パンジーが連なったリングだとか、グリーティングカードとかアンティークボタンとか、乙女度100%の作品がもうわんさか並んでおります。あれも欲しい、これも欲しいと頭が混乱したときのためか(?)、二階にはブックカフェが併設されているから、ちょっとお茶でもしながら考えたあと買う、なんてこともできるので、まぁ、落ち着いて。
AMULETの入り口。神保町の駅の近くの、閑静な裏通りに佇んでいる。
ここに並ぶひとつひとつが目移りするほどカワイイ…!
mocoさんのプチ・マグネット。このプチ具合は半端じゃなくて、実際は小指の先ほどの大きさ。そんな小さなマグネットが何の役に立つんだ!って思うけど、雑貨って役立たなくても欲しくなるもの。
近いからまた来ればいい、今日は帰るんだ! と自分をいましめてやっと店を後にし、家に帰ってから、ほれぼれとcacoさんのペンダントをじっくり鑑賞。
調べてみると、「しずくのペンダント」という愛らしい名前がついていた、なんだか不思議に切ないガラス。ガラスから想像する鋭利なイメージが完璧に削がれ、海でひろったようなころんとした優しい風合いがノスタルジーを感じさせるからだろうか。ハンドメイドならではの、いびつな形がもたらす温もりもたまらない。
ショップリストをみると、関東でcacoさんの作品を販売しているのは神保町のAMULETと鎌倉の町家カフェ&雑貨「太郎茶屋」だけのようで、ネットショップでも一部作品を販売中。
光にあたると、アンティークな風合いのガラスの模様がキラキラするペンダント、夏に大活躍しそうで今から楽しみ。