閉所に弱いので飛行機は好きではないのだが、飛行機グッズは大好き。たぶん、それが一番遠いところへ連れて行ってくれる乗り物であり、その存在は常に自分の中で「遠い見知らぬ国」のイメージとともにあり、自由を感じさせるアイコンだからだと思う。なので、飛行機に乗ったときには機内のグッズを大切に持ち帰り、乗らない時でも雑貨屋さんで飛行機っぽいものを見つけるとつい買ってしまったりする。
そんな私にとってすごく魅力的なお店が、アメリカ国内に６店舗を構える「フライト001」（Flight001）だ。
フライト001は、1999年4月にニューヨークのウェストヴィレッジにオープンした旅行用品全般を扱うブランド。特に飛行機に特化しているわけではないが、はじめての世界一周便として有名なパンナム001便にちなんでつけられた店名はストレートに飛行機を志向したもの。ブランドロゴも地球儀、飛行機、スーツケースが並んでいて、やっぱり空の旅のイメージだ。
写真はフライト001のオリジナル商品のネームタグ。機内にある緊急時のセーフティマニュアルだってこんなにかわいいグッズに大変身。
フライト001は、オリジナル商品以外にもさまざまなブランドの旅行関連グッズを揃えているいわばセレクトショップ。下の写真は”11:11″というブランド製で、最近ニュースを賑わせている日航機をプリントしたパスポートホルダー。今ではなくて昔のJAL機を採用したレトロなイメージがかわいい。こうしてみると日本の飛行機も雰囲気があってなかなか良いですな。
フライト001は、なぜか「名古屋」関連のグッズもいくつか作っているから、わりに日本が好きなのかも？ 東京ではなく名古屋というところに不思議なこだわりを感じます。なぜ名古屋なんだろう……。
サイトには「the world’s first and only travel brand」とあるけど、確かに旅行をテーマにしたブランドってあまりない。このセンスと品揃え、日本でも絶対に人気が出そうだから、ぜひ進出してほしいものです。パンナム001便の経由地には東京もあったことだし！
最後に、フライト001以外の飛行機グッズの話題。イギリスのドラッグストアチェーン、Bootsオリジナルの旅行用品も実はすごくかわいいのでぜひご紹介したい。
あまりにかわいくて使えないでいる飛行機アイコンのラゲージタグ。
こちらも飛行機アイコンのランドリーバッグや歯磨用品など。ブーツオリジナルの旅行用品はどれもとてもかわいくて安いので、ロンドンを訪れたら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ああ、またどこか遠くに行きたい気分です。
＜関連サイト＞
・FLIGHT001 英語サイト。オンラインショップもあるが、現状アメリカとカナダにしか発送していないもよう。
＜関連記事＞
・アート・スピーゲルマンのねずみトート 同じくニューヨークにある大型書店ストランドブックストアのオリジナルグッズの紹介記事。
