乙女チップス
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サボテン相談室のキュートなサボテン

10月22日から24日まで、目黒のクラスカで行われていたアートイベント『CREATOR’S PARK vol.1“green”』で、いちばんぐっと来たのが実はサボテン。

ご覧いただいているのは、クラスカのイベントに出店していた「サボテン相談室」の寄せ植え。サボテン相談室は、『サボテンスタイル』という美しい本も出されている羽兼直行さんのお店。サボテンをアートにまで高めた作家ならではの斬新な提案がたくさんなされていて、自分の中のサボテン観(?)が一変してしまった。

なんだか、私の中ではサボテンって、↓こういう、

荒野がお似合いのタフでワイルドなイメージだったのに、サボテン相談室さんの手にかかると、ものすごくチャーミングな存在に変身してしまうのであります。

ちっちゃな鉢植えにバラの形のサボテンをひとつずつ植えてまとめてディスプレイしたり、アンティークの器に植えてみたり、もうかわいくてたまらない。しみじみ眺めていて気づいたのだけど、サボテンって、正直、フォルムがユニークすぎる、というか、存在が変わり者すぎる。なんというか、あれこれ環境に適応しようといろんなことをしているうちにすっかりまわりの植物とかけ離れた空気読まない存在になってしまった、みたいな妙な魅力がある。「なんでそんなカタチになろうと思ったの?」と声をかけたくなる、とにかく面白いコなのだ。これは確かに、アーティストの素材としては最高かもしれない、と思った。

で、我が家にお持ち帰り(って買いましたが)したのが、ごらんのちっちゃなサボテントリオ。ぜんぶバラのカタチをしているので、枯れない花束のつもりで窓辺に並べてみた。

サボテン相談室のサイトには、なんとサボテンで作ったブーケまで載っているのだが、こちらも従来のブーケの既成概念を打ち破るデザインで、すごくかわいいのでおすすめ。

サボテンって枯れにくいし世話が楽そうだから……なんていう軽い気持ちでこれまで買ったことはあったけど反省。これからはその魅力を最大限に引き出しながら、一緒に暮らそうと思っています。

<関連サイト>

サボテン相談室

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