さて、5月から3ヶ月以上にわたりぽつぽつとエントリーし続けていた「乙女チップスパリ特集」もそろそろ終盤。今回は、お店取材までは出来なかったけど、ぜひ紹介したいお店と気になるモノをどばばっとご紹介。
まずは、リヨン駅近くにある、鉄道の高架だった建築をアーケードに再利用したエリアから3店続いてご紹介。このあたりは「ヴィアデュック・デ・ザール(Viaduc des Arts)=芸術の高架橋」と呼ばれ、クラフトショップ、デザイン関係のお店が並ぶアーティスティックなエリア。赤レンガの高架のリノベーションもうっとりするクォリティなので、建築ファンにもおすすめのお散歩コースだ。
★ LE VESTIAIRE
http://www.lesitelevestiaire.com
トップバッターはアンティーク・ファッションのレンタルショップ。みんな本物の昔の衣装だそうで、パーティなどに利用する人もいるんだとか。ベルばらごっことかしたら楽しそう!
★ MALHIA KENT マリア・ケント
シャネルにツイードを提供していたテキスタイルデザイナーMalhia Kentが創業したファブリック・メーカーのショップ。いまや世界の有名メゾンにオリジナルのツイードを提供しているのだそうで、お店に入ると立派な機織りがあって、女性がコトコト、布を織っているのを見ることも出来る。
これがその機織り機。ハンドメイドのツイードが生まれていく様子を見ながら布を選べて素敵。
正直、高級すぎて手が出ないかと思ったが、端切れが10枚くらいセットになったものが8ユーロぐらいで売ってたりするので、手芸好きの女子へのお土産にもオススメ。
★ Le Bonheur des Dames ル・ボヌール・デ・ダム
http://www.bonheurdesdames.com
日本の手芸ファンにも有名なル・ボヌール・デ・ダム。特にオリジナル図案のキットが人気で、刺繍好きの女性たちに絶大な人気がある。高架下を利用した高〜い天井を誇る店内は、クロスステッチや刺繍作品のギャラリーのようだ。
毎月楽しみにしている人も多いウィンドウに飾られるシーズナリーの刺繍図案。5月は爽やかなグリーンを使ったバージョン。
★ Lothantique ロタンティック
プロヴァンスに拠点を置くフレグランスメーカー、ロタンティックのショップが、パリのサンジェルマンにファン待望の支店をオープン(shopの地図はこちら)。淡い色合いの石鹸やオードトワレ、スキンケア商品などが並んでおり、お値段もわりとリーズナブル。ギフトに、と頼むと上の写真のように可愛く包装してくれる。
★ Premiere Pression Provence プルミエール・プレッション・プロヴァンス
http://www.ppprovence.com
プロヴァンスがらみでもう一店舗。こちらはモンマルトルで見つけたオリーブオイル屋さん。あのロクシタン、およびOliviers & Coの創業者が手がけた新ブランドで、職人の名前と生産地域を入れるなど、生産者単位でパッケージ化しているのが特徴。なんと30種類以上のオリーブオイルがあるそう。観光客としてうれしいのは、缶入りなので割れる心配がなく、お土産に買いやすいこと。
★ L’Arrière-Boutique du passage
http://larriereboutiquedupassage.blogspot.com
こちらは雑貨屋さんがひしめくエリアにあった手づくり子供服の店。ミシンがあって実際に手づくりいている横でこぢんまりと服を販売していて、その規模、雰囲気、インテリアなど、将来お店をやるとしたら真似したいタイプだったのでご紹介。
店舗の外観も、手づくり洋服っぽさが出てていい感じ。
★ monoprix モノプリ
http://www.monoprix.fr
さて、最後はフランスのスーパーマーケットチェーンから、個人的に大好きな猫がらみのモノ。特にモノプリだけに置いてあるわけではないけれど、キャットフードのデザインが可愛くて感激だったのでパチリ。
お部屋に積んで置いてもOKなグッドデザイン。
パリに行くと、「なんかこの街、原色禁止条例でも出てるの……?」と言いたくなるくらい、複雑な色を着ている人が多いが(灰色と水色の中間のような色とか、くすんだグリーンとか)、キャットフードのパッケージもこんなにシックだなんて、さすがおフランス。ちなみに、フランスの猫は魚を食べないそうで(笑)、テイストは鶏肉か牛肉が基本なのだそう。
おまけ画像。お花屋さんで見かけた超デブ猫。あんなにシックでお洒落なキャットフードを食べているのに、なんですか、そのスタイルは!
<関連リンク>
・乙女チップスのパリ特集