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クラスカで「ドーのこけし展」はじまる!

目黒のクラスカ2Fにある「ギャラリー&ショップ ドー」で7月8日から「ドーのこけし展」がスタートする。

ご覧いただいているのは、今回の展示の目玉のひとつ、「東北復興支援リサイクルこけし」勢揃いの図。東北の一日でも早い復興を願い、こけしをバトンとした支援の輪プロジェクト「KOKESHIEN!」が、コレクターから提供してもらったこけしを展示販売するコーナーだ。
よく見ると、木地山こけしの作家で今もファンが多い故・小椋久太郎さんのものなど、「え、この値段で買えるの?」といった逸品もあり、価値あるものがお得な価格で見つかるかもしれないお宝エリアといえる。なお、このリサイクルこけしの売上金は、純経費を抜いて義援金として寄付されるのだとか。

その周りを、現代の工人たちの新作こけしが囲むように並んでいる。


ものすごく長身スレンダーなコを発見。宝塚女優になれそう!


きゅっとしまったウェストに帽子がキュートな娘さんたち


おしゃれなモノトーンのシックこけしも発見


個性的すぎるこのこけしはさくらももこさんのお気に入り

これら現代作家のこけしの種類はおよそ100種類。仙台にある「伝統こけし」など民芸品を扱う老舗のしまぬきさんのご協力で、今回これだけの数が東京に集まったという。ほとんど一種類一点ずつしか入荷してないそうなので、こちらも気に入ったこけしがあったらお早めに。

今回、クラスカならではの試みとしてユニークなのが、著名人たちのお気に入りの「マイこけし」を展示していること。


こちらは安西水丸さんのお気に入りこけし。小椋久太郎さん作。どことなく、水丸さんのイラストを彷彿とさせるお顔です。


ブルータスで日本全国の郷土玩具などの「みやげもん」を連載されていた川端省吾さんのマイこけし。こけし通もあまり見たことがない珍しいタイプなんだとか。


イラストレーター佐々木 一澄さんのマイこけし。運動してる…!

リサイクルこけしに新作こけし、著名人のマイこけしなどを眺めていると、その顔や佇まいのあまりのバラエティの豊かさに心打たれて、ついついいつまでも見入ってしまう。個人的には、眺めているとちょっと笑ってしまうような、愛嬌のあるタイプが好みなので、この中から一番のお気に入りを見つけて我が家の癒しキャラになってもらいたいと希望。

いろんなタイプのこけしを眺めて興味が湧いたら、会場の一角には、伝統こけしの各系統(主産地・県)の説明エリアがあるので、自分が好きなのはどこのエリアのものなのか、など確認するといいだろう。

東京でこれほどの種類のこけしが集まるのは貴重なので、ユニークな東北のこけしに出会いに、7月はクラスカに足を運んでみてはいかが?


こけし大好きなさくらももこさんは、応援イラストを展示。東北応援の願いも込められている。

<イベント詳細>
ドーのこけし展
[会場]CLASKA Gallery & Shop “DO” 本店
[会期]2011年7月8日(金)~7月31日(日)11:00~19:00
[協力]KOKESHIEN! (http://www.kokeshien.com )、軸原ヨウスケ(cochae)、 金谷仁美、浅生ハルミン

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